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薬剤師てるちゃんのサプリメント日記

薬剤師てるちゃんのサプリメント日記

食品と薬の飲み合わせ

薬と食べ物にも飲み合わせ(相互作用)が
あることをご存知でしょうか?

薬を服用されている方は
食べ物にも注意が必要な場合がありますので
お薬頂くときにご確認を。

グレープフルーツジュースとある種のお薬を一緒に飲むと
体内(血液中)の薬の濃度が通常より高くなってしまい(効果を強める)
薬の副作用がでてしまうことご存知でしょうか?
高血圧に使用するカルシウム拮抗剤などが有名です。

対策としては、
グレープフルーツジュースと薬を同時に摂らないこと。
薬を服用後2~4時間以上空けて
グレープフルーツジュースを摂る場合はOK。などでした。。。。。

しかし最近発表された内容は
薬服用後2~4時間空けた程度では不十分。
今日飲んだグレープフルーツジュースが
明日飲む薬やあさって飲む薬の効果を強めてしまい
副作用などおこしてしまう危険性がある・・・というもの


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グレープフルーツの薬物代謝阻害数日間持続することも

スイス/ウィンターツール病院の薬剤師である
Friedrich M嗟l博士は「グレープフルーツは,飲用でも食用でも
多くの薬物の代謝にきわめて大きな影響を及ぼす可能性があり,
その影響は数日間持続する」と報告した。

★血漿濃度が12倍に上昇

グレープフルーツジュースは薬物代謝酵素を
阻害してしまうことがわかっており
グレープフルーツは,特にスタチン系薬の代謝に大きな影響を及ぼす。
グレープフルーツジュースを多めに摂取すると,
薬剤の血漿濃度が12倍に上昇することもあり,
それに伴い,筋肉痛や横紋筋融解などの副作用の危険性も増大する。

CYP酵素系により代謝される薬剤を服用している場合は,
グレープフルーツを摂取しないようにすべきである。
一般的には,服薬後 2 ~ 3 時間経過していれば,
グレープフルーツを摂取してもかまわないと思われているが,
実際にはグレープフルーツによるCYP酵素系の阻害は数日間持続する。

引用:Medical Tribune 2005年7月28日号 / Vol.38 NO.30 / P.03

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全ての薬とグレープフルーツジュースがダメというわけではありません
ので了承ください。

しかしグレープフルーツジュースの飲みすぎなどは
薬を飲んでいる方は注意した方がいいですね。

このように食品であるグレープフルーツと薬を飲む場合でも
注意が必要なことがあります。

また食品であるサプリメントと薬との飲み合わせ(相互作用)
に注意が必要な場合もあるということは
知っていて頂きたいなと思います


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